ネトウヨとは正しくは「ネット右翼」と言いますが、今までにいた街宣車を連ねてガーガー騒ぎまくる右翼と違い、インターネット上、特にYahooニュースのコメント欄や5ちゃんねる、Twitterなどでいわゆる右翼的な発言(書き込み)をする人達のことです。
ネトウヨがどういう人達なのかはっきりした定義はありません。一説にはニートの人達とか中年以上の頭の古い人達とかいう説もありますが、有力なのは自民党のネットサポーターズの人達がやっているというものです。
彼らは今の政権党である自民党・安倍政権の政策の広告塔としてネット社会の健全な言論を汚しているのです。
ネトウヨの特徴
ネトウヨの特徴は、なんと言っても強きに弱く、弱者を徹底的に叩くということでしょうか。たとえば生活保護の受給者に対して「どんなひどい条件でもいいから働け」と攻撃はしますが、生活保護受給者が増えた原因(雇用情勢や福祉の貧困)には一切目を向けません。
最近ではジャーナリストの安田純平さんがシリアで武装勢力に拘束されて3年以上経ってやっと解放されましたが、ネトウヨの人達は「政府が行くなと言ったのに危険なところに行ったのだから自己責任だ、助ける必要はない」などという感情論を振りまき、世界共通の国家の責任である「自国の国民は、その人がどんな人物であっても守る、助ける」という原則を否定し、または妨害する役割を果たしているのです。
それだけでなく、ネトウヨの連中からは一言も「武装勢力の連中、許せない!」という発言が一言もありません。
これも強いものに逆らえないネトウヨの特徴で、中国や韓国・朝鮮の人達に対して徹底的に悪罵を投げつけるものの、アメリカに対しては卑屈な態度を取っています。
たとえば凶悪な犯罪があると「(その犯人は)日本人じゃない、朝鮮人か何かだ」という言い方を何の根拠もなく平気でします。街頭で時々行われるいわゆる「ヘイトスピーチ」もこういう連中の仕業です。
ところが、アメリカに対しては卑屈なので、たとえば沖縄での米軍基地反対運動に対しては「日当をもらっている」などというデマを平気で流したり、同じ日本人である沖縄県民や沖縄県知事には「中国の手下」などというでっちあげを平気で行います。
総理大臣を信仰
またネトウヨは、安倍総理大臣をまるで「神」のように信仰しているので、たとえ天皇であっても安倍総理と異なる考えの発言をすれば「パヨク(左翼を馬鹿にした言葉)」を投げかけるのです。
歴史や政治を良く知らないで発言したり、日本人なのに日本語ができない誤字・脱字が多いのも特徴です。
ネトウヨの対処法
ネトウヨに対抗するには、もちろん歴史や政治に関して関心を持ち、正しい知識と人権感覚(差別を許さないなど)を持つことが大切ですが、ネトウヨの発言には(無知であるが上の)矛盾点が多いので、そこを徹底的に馬鹿にするのが効果的とも言われています。
たとえば人気漫画の台詞にあるような「お前の血の色は何色だ?」と言ってやるのも効果的です。
面白い一例を挙げますと、ネトウヨが「お前の血は上の方には流れていないようだな」と書き込んだとします。そしたらこちらは「血が上の方(頭)に流れていなければ死んでいるよ。お前は死者に対して物を言っているのか?」と返してやればいいのです。
ネトウヨは基本的に学校で習うようなことが分からないようなおバカさんですから、こちらが少し勉強して反論するとたちまち負けてしまいます。
ネトウヨの中にはしつこい奴もいますが、粘り強く、そして理性的に対応すれば必ず勝てます。まあ、ネトウヨは徹底的に馬鹿にするのが一番効果があるようですね。