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【常識に捉われない】子供の不登校に対する親の考え方。

不登校の捉え方

夏休みや冬休みなど長期の休みが明けた後の学校で問題になるのが不登校。不登校の原因で隠蔽をされ易いのがイジメです。

ネットが普及してからのイジメは、巧妙かつ潜在、先生や保護者など大人の見えないところを狙ってイジメが行われているため、大人が気付いた時には被害が進んでいます。

先生や保護者にとって教え子や我が子が不登校になるのは受け入れ難いこと、そのためイジメを受けている者以外は学校へ通わそうとするため、イジメを受けている者との溝は深まります。

イジメが原因で不登校になってしまったら

イジメを受けたら不登校になるのは正しい選択をしたと褒めてあげることが大事。イジメを受けているのに我慢して登校を続ければ、イジメをしている加害者を助長することになり、イジメが無くなることは決してありません。

不登校は子供からのシグナル。
しかし、この時期の子供は思春期です。そのため自身の恥ずかしいことは身近な者ほど言い難いため、保護者に相談をするようなことはなく、むしろ身近な者を毛嫌いする時期です。

不登校になったら保健室の先生に相談をするのがベストと考えるのは大人の意見、子供からすると保健室の先生は学校側の人間のため、相談内容が担任などに知られ、知られたことがイジメ加害者に伝わると更にイジメられかねません。

大人の考え方を押し付けるのは危険

大人になるまでにはイジメを見聞したこともありますが、大人が経験しているイジメと子供が現在受けているイジメとでは内容や質が大きく異なり、子供にとっては大人に話(相談)をしても分かってくれないとなります。

未成年でも援助交際(売春)や違法薬物に手を染める今日、大人の常識で対処をしようとするのは危険。イジメによっては家庭や学校だけで解決が出来ないことがあることは認識しておきましょう。

中学卒業までの9年間が義務教育。
世間ではせめて高校までは出てほしいと願う保護者は多く、このことも不登校になっている子供には負担になっています。

学校へ行って教室で授業を受けなくても、保健室等で授業等を受けていれば卒業は可能。義務教育であればまず留年はなく、学校側としても厄介なことは嫌がるため卒業をさせようと協力をしてくれます。

周りと同じ道を歩むだけが全てではない

せめて高校まではと思うのは子供も同じ。
しかし、イジメがトラウマになっていると進学が困難。その場合は全日制の学校ではなく、自宅で学べる通信制の学校がオススメ、通信制でも卒業をすれば大学進学や資格の取得も出来ます。

大学にも通信制はあり、そこで働くスキルを習得すればネットを利用して稼ぐことが可能。不登校になったことを糧にすることになります。

保護者は我が子が世間とは異なる道に進むことを、道から外れたように思えてしまいますが、大切なことは子供に生きる力を養わせること、自分に合わない環境(学校)で無理をさせるより、我が子が伸び伸びと生きられる環境を与えてやることのほうが大事です。

世界的に多様化が進む現在、今過ごしている地域だけでことを収めようとすることには無理があり、不登校は新たな世界へ進むチャンスを得たと前向きに捉えましょう。

不登校の勉強
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