食品を購入する時、私達は商品に記載されている表示をいろいろな角度から見て購入しています。
- すぐには食べないけど、賞味期限はいつだろう?
- 安売りしているけれど「消費期限」は大丈夫かしら。
- 美味しそうなパンだけど、いつまで保存できるのかな。
等々、手に取った商品を片っ端から購入することはまずありません。これらの表記について一度整理しておきましょう。
賞味期限と消費期限の違い
殆どの食品には前述したような疑問があっても購入者がわかるよう、賞味期限か消費期限のどちらかが記載されています。また、その食品が加工品であれば、保存方法も一緒に記載されているでしょう。
賞味期限とは
このうちの「賞味期限」は美味しく食べられる期限のことを言います。スナック菓子や缶詰、調味料など、袋や容器を開けない状態で書かれている通りの保存方法を守って保守した場合の期限日です。
消費期限とは
一方、「消費期限」というのは、安全に食べられる期限のことです。ケーキやサンドウィッチ、おにぎりやお肉など、比較的痛みやすい商品に記載されています。こちらも賞味期限と同様に袋や容器を開けない状態で保存方法を守って保守した場合の期限日、ということになります。
意味合いは異なるものの、どちらも「安全に」「美味しく」食べるための期限です。そのため期限だけではなく保存方法も確認すべきポイントといえます。食品の期限をしっかりと把握することで食品の無駄をなくし、ロス(廃棄)を減らすことができます。
これらは小さなことのようですが、他の買い物に比べ、食品は圧倒的に頻度の多い買い物と言えます。ちょっとした知識を意識下におき、期限表示を確認することは食品の期限を把握し食べ物を必要な時に購入するという良い習慣に繋がります。
結果、家計にも環境にも優しい取り組みを実行していることになります。
食材の購入で気をつけるべきこと
食品の購入の際の注意点は幾つかあります。まず、エコバックはすっかり定着してきましたが、ついでの時の買い物の際は忘れてしまうこともあるものです。買い物を目的として出かける時の大きいサイズのエコバッグと、気軽にポンと入れて持ち運べるコンパクトな袋とを使い分けることもお勧めです。
そして、とりわけ失敗しがちなのが「安い」からといって、まとめ買いをし過ぎることです。これは店側の掲示にノセられて「つい」購入してしまったり、予備的に安い時に買っておこうとすることで起こります。
しかし、余分な買いだめはスペースもとり、それがすぐに食べる必要のある商品なら、勿体ないから、と食べ過ぎにも繋がり体にもよくありません。
これらを防ぐためには、やはりその時の「気分」で買い物をしないに限ります。日頃から自分なりに買い物を的確にまわる方法を考えておくことも大切です。一つには「買い物リスト」を作成するという方法もあります。同じ商品を購入するといった失敗を防ぐこともできるのでとても便利です。