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市民農園を借りて家庭菜園をしたことで得られたメリット

家庭菜園のメリット

もうかれこれ7年以上になりますが、趣味で家庭菜園を続けております。

市民農園を3年更新で借りており、四季折々様々な野菜を趣味で作り続けております。トマト・さつまいも・白菜・大根なおなど。とにかく自分自身としてもありとあらゆる野菜を作りたく、日々挑戦中です。この家庭菜園を趣味と始めたことを通じて、いくつものお得感を感じることができました。それらは下記のものです。

子供の教育上に大変良い

我が家にも子供がおり一緒に畑仕事を手伝ってくれます。様々な野菜作りのために一生懸命草をむしったり、脇芽を取ったり大忙しですが、何といっても一番のお楽しみは収穫する時。

大根を土から引き抜く、赤く熟れたトマトをハサミで切り取る、キャベツを包丁で根っこ部分から切り取る。そんな体験は日常においてはなかなかできません。そういった生命をはぐくむ経験は子供の情緒に大きく影響するでしょう。

野菜そのものを知ることができる

落花生はどのようにできるでしょうか?長ネギはどのように植えるでしょうか?これらの質問に我が家の子供たちは答えられませんでした。

そして答え合わせのためにある日畑に一緒に行き、大変驚いていました。まず落花生は地上ではなく土の中にできます。枝を引っ張り抜くと土の中から土にまみれた落花生特有の殻が出てきます。豆類ですので地上の枝にできるイメージかもしれませんが、実際は違います。

長ネギは土に植えますが、小さな苗を植える時に穴をほし植え付け、穴が開いた状態のまま育てます。次第に伸びてくると、少しづつ土をかぶせます。のびたら少しかぶせ、また伸びたら少しかぶせ・・・その繰り返しです。

普段何気なく食べている野菜について、どのような場所でどのように育て、そしてどのようにできるのかを知るということは大変大事なことです。そしてそれらを自分で収穫して食べる。一種の食育だと思います。野菜を収穫することで何が季節季節で旬なのかもおのずと理解します。野菜そのものを知ることができます。

自分で作れば価格は関係ない

基本的に野菜は自分で作りますので、たまにスーパーで販売価格を見ると「自分で作ればこんなお金をわざわざ払わなくてもいいのに」と毎回思います。

市民農園なので毎年利用料を払いますが、正直自分の畑で1年間収穫した全種類の野菜をスーパーの販売価格に換算し、それを年の利用料と比較すると、とんでもなく元を取っていました。二倍、三倍それ以上です。

もちろん他にも栽培用の消耗品、たい肥や化成肥料なども購入しますのでその他の費用というものがありますが、それでも十分元は取れます。

楽しく野菜を作って収穫して美味しく食べ、そしてとてつもなく安く大量に手に入る家庭菜園はこういった面からもお得だと思います。

もらって困る人はいない

これは野菜を作って意外だったのですが、私が作った野菜をもらった人で、もらうこと自体を断るどころか遠慮するそぶりを見せることがありません。決して厚かましいというわけではありません。

例えば実家に帰った時に母親にお土産代わりに野菜を持って帰る、急な来客がもってきたお土産に対するお返しに野菜をあげる、近所に作りすぎたので配る。こういったシチュエーションでお菓子だった場合は、大概「わざわざ気を使わなくてもいいのに」「本当気を使わせてごめんね」といった会話になります。

しかし不思議なことに野菜をあげた人の中でこれらを言った人はおらず、ほぼ全員「わー!助かる。ありがたくいただきます」となるのです。

改めて野菜のもつ魅力に学ばされました。正直言ってお菓子やお祝い金をもらって気を使う人はいても、野菜はほぼ素直に受け取ってくれます。それだけ野菜はみんなの生活において必要不可欠なものなんだなと感じました。家庭菜園による野菜作り、侮れません。