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初耳です!みかんの皮の効能成分「β-クリプトキサンチン」骨粗鬆症にも効果的?

みかんの皮の効能成分。骨粗鬆症の予防にも?

食べ終わった後のみかんの皮は、肉厚でみずみずしく、なんだか捨てるのがもったいないですね~!

正月も過ぎてはや2月、家ではみかんの皮が山盛り・日々乾燥に励んでいます。今年も天気が良く乾燥しており、漢方の陳皮とまではいかなくてもカラカラになった状態のみかんの皮が増産中です。

用途はもっぱら、お風呂に入れて冷え防止です。古臭いと言われますが、漢方薬となるみかんの皮を活用しない手はありません。みかんの皮の成分や効能を調べると今更ながらにやっぱり、という感じでなかなかですよ!

みかんの皮の有効成分

・抗酸化作用のある「ビタミンC」
・疲労回復の「クエン酸」
・コルステロール低下作用の「ペクチン」
・血流を良くし、冷え防止となる「ペスペリジン」
・精油成分の「リモネン」
・骨粗鬆症予防の「β-クリプトキサンチン」

みかんの皮でも、漢方薬の陳皮として使用されるのは乾燥させ1年ほどたったような物です。薬効を期待できるのはやはり細かく刻んだり粉状にして、飲用するのが望ましいです。

お風呂に入れる場合には、みかんの爽やかな香りである精油成分によるリラックス効果や、お湯を通し全身から吸収される血流改善効果が認められます。

なかでも最近注目されているのは、骨粗鬆症予防に関係している「β-クリプトキサンチン」という成分。

初耳です! みかんに含まれる骨粗鬆症予防成分の「β-クリプトキサンチン」

初耳!

みかんとみかんの皮に含まれる成分と効能を調べていて初耳だったのは、「β-クリプトキサンチン」という成分です。

β-クリプトキサンチンは、加齢や無理なダイエットに伴う骨を壊す働きをする細胞の働きを弱め、古い細胞の作り替えにかかわる細胞の働きのバランスを保つ働きをする成分。

他の柑橘類よりみかんの方がダントツ多く含まれています。実にも皮にも含まれていますが、皮は実の約3倍。1日にみかん3~4個を食べると、骨粗鬆症のリスクが92%程減るという凄さで、TV番組でも取り上げられていました。ひたすら凄いと思います。

参考:wikipedia

おすすめの料理方法は、湯通ししたみかんの皮の細切りをきんぴらごぼうに混ぜるという簡単レシピです。

お掃除にみかんの皮が使えるというのは本当?

みかんの皮の活用術を調べると、お掃除に使うというアイデアにたどり着きます。みかんの皮に含まれる精油成分の「リモネン」には、油を溶かす働きがあるため、油性ペンの汚れやガスコンロ等の油汚れを落とすことができると言う事でした。

みかんの皮洗剤の作り方は簡単です。
みかんは、食べる前にあらかじめ洗ってワックスや農薬を落としておきます。水を入れた鍋で15分位煮出した液を濾し、スプレーボトルに入れ、洗剤のように汚れに噴射して使用します。

鍋でみかんの皮を水煮している過程がエグいと言えばそれまでですが、広範囲なお風呂場洗いなど日々の洗剤の消費は、洗い流してしまう物だけにこうした物を産まっ活用すると遊び心でちょっとした節約感を楽しめます。

害虫予防のための肥料

家庭菜園、プランタ栽培などの肥料やりの際悩むのは、肥料を多めにすると発育が良くなる分、虫がつきやすくなることです。

ガの種類によっては、好んで肥料のある土壌に卵を産み付けてしまうため、本来虫がつきにくいゴーヤ等の野菜でも大きな芋虫がついてしまがちです。

それを防ぐためにも、乾燥したみかんの皮を刻んで肥料にするのが効果的です。みかんの皮は栄養もあるため、発育も良く糖度の増した作物が収穫でき一石二鳥です。

食用にする人もいます!

みかんの皮の白い部分をそぎ落し、オレンジや夏みかん同様、ジャムや酢の物、クッキーやチップスなどのお菓子類に使用している人もいます。

食用にすると、みかんの皮に含まれる有効成分を丸ごと摂れます。

オレンジや夏みかんに比べると甘味があり薄い皮のため扱いづらい所がありますが、みかんの皮を使ったレシピの世界は、身近で素材的に事欠くことなく皆さん楽しそうにやっており、一見の価値があります。