体験談

失業から生活苦になり自宅を売却。急場をしのいだもののまた窮乏

怠け癖が招いた生活苦

会社勤務をしていると、毎月安定した収入があるのは当たり前の感覚です。そのため、「明日の生活をどうしようか」というような気持ちは実感として持ちにくいかもしれません。

しかし失業すると、収入がないということはいかに厳しいかを痛感します。私自身そんな経験をしてきたので、今日はちょっと、お金に困った過去の経験をお話にします。

会社が突然の業務停止

勤務していた会社が業務停止をすることになり、私自身も失業者になりました。再就職先の紹介の話もあったのですが独身ということもあり、思い切ってフリーランスとして働くことにしました。

一人で働くことは兼ねてからの夢でもあり、今こそ実現できると思いました。

失業保険もありましたし、貯金もかなりの額があったため、最初のうちは全く生活に困らなかったのです。

しかし、当然ながら貯金は減っていきます。

フリーランスの仕事も、私自身の目算が甘く、思うように収入が上がりませんでした。自宅のローンも抱えており、その支払いに追われて毎日が不安を感じながらの生活でした。

そのような状況でしたが、それでも数年間は収入が少ないながらも何とか持ちこたえていました。

しかしやがて貯金は大きく目減りしていったのです。

自宅を手放す決断

これではローンが払えないため、結局自宅を手放すことにしました。自宅の売却が成立するまでの間も、もちろんローンの支払いをしていかなければなりません。

しかし、貯金が50万円程度になってもまだ自宅が売れず、厳しい状況に置かれました。

幸いなことに最終的には価格希望に近い金額で売却できたため、ローンの残金を全て払って中古のマンションを購入しました。なおかつ貯金が500万円ほどできました。

一転して、また余裕ある状況が生まれたのです。

それに加えて以前とは違ってもうローンを支払う必要もないため、支出をかなり抑えることが可能です。後はひたすらフリーランスの仕事を頑張るのみ。

本来ならそこで心機一転して再び仕事に気合を入れるところですが、私自身の悪い癖で、また手を抜いてしまったのです。貯金があるから当面は大丈夫という気持ちが、やる気ではなくサボりの方に向いてしまいました。

再び生活苦になる

サボる時間が自由になるということは本来であればメリットなのですが、逆に言えば自己統制が効かなくなるデメリットがあります。

私はまさにデメリットの方になってしまったのです。収入を上げる努力を怠り、もちろん貯金はまたどんどん減っていきます。

以前ほどの支出の必要はなくなったものの、それを補う収入が上がらなかったため、再び生活が苦しくなりました。もう今度は売るものもありません。

職場で働いている時は考えられなかったことですが、やがて月々の光熱費の支払いも厳しくなっていきました。

食費など削れる部分は削りましたが、それにも限界があります。非常に辛かったのですが、ようやくここで自分自身を本気で反省し、フリーランスになった当初の気持ちを思い出して再度一から頑張ることにしました。

意欲を出すと状況も少しずつ好転。気持ちの問題も大きいと感じます。

やる気を出して前向きになると、それなりに成果も上がっていく経験をしました。昔のような貯金はありませんが、何とか厳しいながらも生活を維持できています。

おわりに

金銭的に苦しくなると悲観的な気持ちになることもあると思います。

しかし、再就職先は色々ありますし、アルバイトとして短期バイトでもそれなりに収入を得ることはできます。

フリーランスとして1人で仕事をする場合でも、本気になればネットビジネスで収入を上げていくことも可能です。

決して悲観的にならずに前向きに頑張ることで何とかなっていくものだと思います。私自身生活苦になったのですが、そこから立ち直ってきていますので、実感としてそう感じます。