体験談

【元パチ屋のスタッフ体験談】パチンコで借金まみれになり債務整理した話

パチンコで借金、債務整理した話

当時の私は給料がいいという理由でパチンコ店で働いていました。もちろんパチンコで儲けるというのを仕事にしているわけではなく、正真正銘パチンコ店のスタッフです。

毎日お客さんが負けて悔しがっている姿や大勝ちして喜んでいる姿を見ていました。「今日は1000円しか使ってないけどこんなに儲かったよー」って喜んでくれるお客さん。

いいなぁ。遊んで儲かるなんておいしい話ないよなぁ

なんて考えながら働いていたわけなんですが、私も試しにやってみようかな。という軽い気持ちで他店に行きパチンコをすることに。

初めてのパチンコで楽しさを知る

友人もパチンコに興味があるということで一緒に遊びに行ったのですが、友人は急用ができて帰ってしまいました。

いつも一緒につるんでいる友人が帰ってしまい、食事をする相手もいなくなってしまったのでしばらく遊んでみようと少しお金を使いました。

お金2時間ぐらい遊んでダメだったら帰ろうという感覚でいたのですが、どんどんお金がなくなっていくのに「取り戻さないと!」という意識が働いてお金を使いすぎてしまいました。

「もう諦めよう。」
そう思っていると大当たり!!
連続で大当たり!!

ドル箱が重なっていき元の金額の倍ぐらい儲かりました。

この時から

パチンコって楽しい!

と思うようになり、出るか出ないかというドキドキする感覚を覚え、ハマってしまったのです。

もちろん仕事終わりに毎日通いました。しかし、当たり前ですが、毎日勝てるはずがありません。

甘くないパチンコ。消費者金融に手を出すことに。

わかっているけど辞めることができず、ついに消費者金融に手を出してしまいました。最初は10万円だけのつもりで融資をお願いしましたが、まじめに返済していたからか融資額が上がり、なくなれば借りればいいという考えになり、借金は増え続けました。

最初に借りた10万円。一度は完済したのに「増枠しませんか?」という案内に容易にイエスと答えたのが間違いだったのです。

毎日、刺激を求めてパチンコをし、お金が足りなくなったら借りに行くという状態が続きました。

他に楽しみがなかったということもありますが、その当時は負けても楽しいと感じており、お金がなくて生活できなくなったら後悔…の繰り返しでした。今考えると本当に恐ろしいです。

おそらくパチンコ依存症

借りれる額も減ってきて、自ら増枠をお願いしたりすることもあり、、返済するために必死で働くしかありません。

働けば、勝っているお客さんしか見えず、自分も早くパチンコをしたい!という気持ちが高まり、依存症といわれてもおかしくないような感じになってしまいました。

夜勤の時でも早起きして出勤までの時間はパチンコをしていました。最終的にはムキになりすぎて大負けして、給料日に給料を全部使い果たしてしまうというようなこともあり、一緒に暮らしている親からお金を借りて返済するというようなこともありました。

結果的に、親にばれたことが救いでした

ある日、部屋に置きっぱなしにしていた支払明細を親に見られてしまい借金していることがバレてしまいました。「なんで勝手に部屋に入る!?」と責めましたが、悪いことをしているのは自分。

利息だけ払っているような状態が続いていたため、債務整理をしたほうがいいとお叱りを受け、法律事務所に相談に行きました。

職場の環境が変わらないと、また借金をする可能性があるということで、退職したほうがいいというアドバイスもあってこの業界からは身を引くことにしました。

両親のおかげで借金は利率を見直して、きちんと計画的に払っていけるよう相談することができました。

なくなったら借りればいいと甘く考えていた私は本当に馬鹿だった。いい年して親に心配ばかりかけてはいけないといい勉強になりました。

一生懸命働いて稼いだお金は、自分のためになることに使うことにしました。支払いに追われとてもつらかったですが、良い経験だったと今は思えます。