若い世代には読書離れが進んできていると言われています。本を読むことが苦手な人はアニメから入ってみるといいかもしれません。というのも、映像化された方が内容がスムーズに入ってくることがあるからです。
例えば、最近よくアニメ化されている小説家に森見登美彦氏が挙げられます。直木賞候補にもなったので、名前は聞いたことがあるという人もいることでしょう。
難しそうな小説でもアニメなら分かりやすい
森見氏の小説は独創性があり、世界観が特殊なものとなっているので、読んでも分からないという人は多いものです。そんな人にこそアニメがおすすめです。
森見氏の小説は、多数、アニメ化されています。代表的なもので言えば「有頂天家族」や「ペンギン・ハイウェイ」が挙げられることでしょう。特に「ペンギン・ハイウェイ」はアニメ映画化なり、日本アカデミー賞のアニメ作品部門にノミネートもされました。大ヒット作です。
アニメ化された作品を先に観て、世界観や内容をある程度把握してから原作の小説を読んでみましょう。そうすると、既に映像を観ているのでイメージが浮かんできます。スラスラと読むことができるはずです。こんなふうにして、読書が苦手な人は克服していくといいかもしれません。
アニメが〇〇のきっかけになるかも?
アニメというと、頭の固い大人はあまり良いイメージを持っていません。アニメヲタクといった言葉もあるとおり、暗くて引きこもりがちな人を想像してしまうことでしょう。
しかし、最近のアニメはかなり幅広い年齢層に人気となってきています。家族で映画館を訪れてアニメ映画を観ることもあるのです。読書が苦手なお子さんもアニメ化されたものを観て興味が湧き、原作本を読むきっかけになることもあります。
また、アニメによって心が救われるという人もいることでしょう。冒険アニメなどは自分がアニメの主人公になったような気持ちになり、爽快感をもたらすこともあります。これは小説も同様です。日常生活が楽しくないという人やストレスを感じている人は、爽快感のあるアニメや小説を積極的に観たり読んだりしてみましょう。
代表的なジブリ映画
アニメの中でも特に幅広い層に人気なのはジブリアニメです。ジブリが手がけるアニメ映画はどれも大ヒットしています。映像も美しく、ストーリーも飲み込みやすいので誰でも観やすく感じられることでしょう。
家族みんなで映画館を訪れることもできやすい作品ばかりです。また、必ずといっていいほど、すぐにTVでも放映されます。このような機会を活用して、どんどんアニメを観てみましょう。
海外では日本のアニメは技術力に優れていると有名です。アニメ文化がだんだんと日本にも定着しつつあることから、アニメを観ないで過ごすのはもったいないことと言えるでしょう。
そして、アニメに限らず、小説や映画、演劇など、様々なジャンルのものもどんどん観るようにすることをおすすめします。幅広く作品を観ていくことで世界観が広がったり、創造力が養われたりという利点もあるからです。