リボ払いとはクレジットカードで支払った金額を一括や分割で返済するのではなく、決められた一定金額に設定し毎月返済する方法のことです。
クレジットカードを持っている人なら知っている方も多いと思います。
今やリボ払いのコマーシャルなんかもテレビで流れてくることもありますよね。今回私が陥ったリボ払い地獄についてお話していきたいと思います。
クレジットカードを作ってリボ払いを知る
当時私が20代前半の頃、自分の名義で初めてクレジットカードを作りました。なんだか大人になった気がして嬉しかったのを覚えています。
昔から洋服や靴などファッションが大好きだった私は、稼いだお金はほとんど洋服代や靴代に使っていました。
大人になるにつれて購入するお店も変わっていき、1着あたりの服の金額も高くなっていきました。
しかしお給料はそんなに多くはないので1度に大量に購入することはできませんでした。
そんな時にクレジットカードにリボ払いがあるという事を知ります。
クレジットカードは基本的には使用した翌月または翌々月などに購入した商品の金額の請求がきて、指定している銀行から引き落とされて支払いを行うというのが一般的です。
リボ払いは購入した金額とは関係なく、クレジット会社が設定している一定の金額を毎月返済するというシステムなので、3万円の商品を購入したら3千円を毎月返済×10か月といった形式での返済方法となっています。
先にクレジットカード会社がお店に立て替えで支払いをしてくれているので、その分カード会社に金利が別途かかってきます。
今となってはあまりおすすめの返済方法ではありませんが、当時まだお金に無頓着な私は「なんて画期的なシステム!」と驚きました。
リボ払い地獄への幕開け
リボ払いを知った私は「これで毎月少額の返済で高額な買い物ができる!」と思い、1回の買い物でとんでもない高額な金額を使うようになりました。
10万円のカバンを購入し、返済金額は毎月1万円に設定。
あれ?1万円の支払いならまだ今月全然買い物できる!と、わけのわからない錯覚に陥り
どんどん洋服や靴、鞄を買いあさるように。
みるみるうちに使用金額は膨れ上がり気付けば30万円まで膨らみました。
買い物がストレス発散にもなっているので、買い物に出かけるのが楽しくて仕方がなかったのです。
しかしある日友人に言われて気付きます。
利子をクレジットカード会社に支払っているので結局返済している金額は少額。どんどんカード会社に借金をしているのと一緒だよ。と。
ふと我の返った私は顔面蒼白。
その頃のカード支払い金額は40万円まで到達してました。
我に返り自分の金銭感覚を改善
いくらリボ払いを設定しても結局は返済しなければいけない。クレジットカードは魔法のカードではないし、リボ払いではその日暮らしをしているだけだと気付きました。
きちんとした将来を見据えて貯金もしなければいいけないし、このままではいけないと気付いた私は返済の目途を立てるまで買い物をやめました。
まずはたまりにたまったリボ払いの返済をきちんとすること。
ひとまず、繰り上げ返済でまとめ支払いをできる月はまとめて返済をおこないました。そして約1年かかってようやく全額返済することができました。
まとめ
リボ払いは上手に利用すれば凄く便利な支払い方法だと思いますが、使い方を誤れば取り返しの付かないことになります。
私のようにクレジットカードを作ったばかりで浮かれてしまい、毎月の支払金額が減ったことで沢山購入できる!と勘違いをすると本当に地獄が待っています。
利子があるので実質返済している金額は少額となり、借金ばかりが膨れ上がるという恐ろしいことになってしまいます。
ご利用は計画的にとは本当にこのことだなと身をもって学びました。
お金を稼ぐことは大変。でも使うのは一瞬。だからこそ本当に欲しい物、必要な物を見極めて買い物をするように心がけたいと思います。